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ジスロマックの副作用で下痢が続く場合の処置について

具合が良くない女性

ジスロマックは、グラム陽性菌や一部の陰性菌に起因する感染症の治療薬として多くの医療機関で処方されていますが、約3割程度の服用者に腹痛や下痢などの胃腸症状が現れる抗生物質です。
ジスロマックは、病原菌のタンパク質を生合成するリボゾームのサブユニットと結合する事で病原菌の増殖を抑制する医薬効果を発揮します。
しかし、人間の腸内で消化や吸収を促進する腸内細菌にもタンパク合成阻害作用を及ぼしてしまう事もあり、腸内細菌のバランスが崩れ下痢や胃痛などの胃腸症状を発症する頻度が高くなります。
下痢は、充分に水分を吸収する事が出来無いまま排泄し脱水症状を引き起こすだけで無く、水分と共にナトリウムも排泄してしまう事があり電解質異常症の一種である低ナトリウム血症を発症する事があります。
低ナトリウム血症は、血中のナトリウム濃度が136mEq/l未満になった状態であり軽い虚脱感や倦怠感を感じます。
しかし、120mEq/lを下回ると頭痛や精神錯乱などの症状を発症すると共に110mEq/lを下回ると全身の痙攣や昏睡状態などの重篤な症状に陥るリスクが高い電解質異常症です。
ジスロマック服用時の下痢は、ジスロマックの医薬効果により腸内の善玉菌の増殖が抑制され不足している状態なので、乳酸菌やビフィズス菌を配合している整腸剤や下痢止めの服用が有効です。
ジスロマックは、1回の服用もしくは1日2回~3回の服用を3日間継続します。
医薬効果自体は1週間程度維持されるので服用から1週間~10日程度下痢が継続する可能性があり、整腸剤や下痢止めの服用はジスロマックの服用開始から10日程度継続する必要があります。
ジスロマックは、人間の体内には存在しない50Sサブユニットと選択的に結合するので副作用の発生頻度や副作用の重症化リスクが低く安全性の高い抗生物質です。
服用中は下痢による脱水症状や低ナトリウム血症の発症に注意する必要がある抗生物質です。

下痢が続く場合は脱水症状に注意しましょう

ジスロマックの副作用として下痢が続くことがあります。
そういう状況になったときは胃痛も同時に起こることが多いため、水分を摂取しなくなりがちです。
ですが、下痢のときは体の中から大量の水分が出てしまって、脱水症状になりやすいです。
そのため、しっかりと水分補給をすることが重要です。
体の中には体液と呼ばれるものが体中を駆け巡っています。
この体液が老廃物を除去したり栄養素を隅々まで送り届けたりする機能を持っています。
新陳代謝や体温の管理をするのも体液の大切な役割です。
体液は水分とナトリウムなどのミネラルによって作られています。
そのため、下痢の症状によって水分が出てしまうと体のバランスが崩れてとても大変な状態になってしまいます。
喉の渇き程度なら問題ないのですが、手足がふるえてきたり頭痛、過剰な体温上昇、脈拍の上昇などといった症状が現れてきた場合は危険信号が出ています。
ただちに水分を補給するようにしましょう。
ここで注意してもらいたいのは、水分が不足しているからといって一気に水を飲むのは止めておいたほうがいいです。
ヒトは大量の水分をすぐに吸収出来るようには出来ていないので、少しずつゆっくりと飲むことがとても重要です。
なお、脱水症状が起こっている場合はただ水を飲むだけでなくミネラルを含んでいるスポーツドリンクを飲むことをおすすめします。
特にドラッグストアなどで販売している経口補水液だと体に吸収されやすいため、高い効果を期待出来ます。
ただし、これらを飲んでも治らない場合は重症ですので必ず病院で診察してもらうようにしてください。
ジスロマックには下痢という副作用がありますが、感染症の治療薬としては優秀です。
うまく使いましょう。

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